Nobody's 法務

略称は「ノバ法」。知財、個人情報、プライバシー、セキュリティあたりを趣味程度に勉強している元企業ホーマーのまとまりのない日記。あくまで個人的な見解であり、正確性等の保証はできませんので予めご了承くださいませ。なお、本ブログはGoogle Analysticsを利用しています。

kanekoが今週読んだ記事まとめ(2020/12/20~2020/12/27)

ほとんどtwitterでつぶやいた内容ですが、twitterだと後から探すのが大変なのでこのブログにまとめてみることにしました。(一部調べて追加的な情報を付加してあります。)

週1目標で続けられるところまでやってみようと思います。

 

※Fox on Securityがいつも参考になっているので、マネしてみました。

twitterでフォローしている方々がポストした記事も読んだものは追加しています。 

※リンク先が間違っている等の不備がありましたらkanekoまでご連絡ください。

 

 

著作権

記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/26 大学教員による創作著作物、権利の原則は個人?法人? 記事内の「外部組織との共同研究報告書で、大学が著作者であることが認定された知的財産高等裁判所の判決」は、北見工業大学事件知財高判平成 22.8.4(平成 22(ネ)10029))
12/24 産経新聞社が本紙写真を無断引用 新聞社なら法律的に正しい用語を使ってほしいですね。著作権法上、引用は権利者に無断で行える行為です。
12/22 Tillis Releases Landmark Discussion Draft to Reform the Digital Millennium Copyright Act 悪名高き?DMCA改正の動き。
12/22 有名作曲家から集団訴訟を起こされたYouTubeが「2000件以上もの著作権侵害申請が自作自演である証拠を見つけた」と反論 これはひどい
12/20 ジブリ作品静止画、提供に一区切り「今回で最後」 1178枚にファン感謝の声「少し早めのクリスマスプレゼント」 こういった取り組みがもっと広まるといいですね。

 

 

その他知財
記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/25 再生品の製造等を制限する仕様が独禁法に抵触し特許権行使が権利濫用に当たるとしたトナーカートリッジ事件東京地裁判決について イノベンティアの裁判例紹介。
一瞬エコリカキヤノンを訴えた事例の判決かと誤解しました。
これはそれより前の判決なので、この判決を踏まえて訴えたのでしょうね。

 

個人情報保護法・データ保護法・プライバシー関連

記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/23 データ保護法:2020年の振り返りと2021年の要対応ポイント(2020年12月23日号) 西村あさひのニューズレター。ざっと1年間の国内外の動向を確認するのによさそうです。GDPRの制裁金事例ってもう500件以上(公表ベースで)でてるんですね。
12/25 「個人情報の保護に関する法律施行令及び個人情報保護委員会事務局組織令の一部を改正する政令(案)」及び「個人情報の保護に関する法律施行規則の一部を改正する規則(案)」に関する意見募集について クリスマスプレゼント兼冬休みの宿題っすね(死んだ目をしながら
12/21 データ保護法が本格始動へ、個人情報保護は進むのか(ケニア) ケニア法とか全くわからんです。
12/19 個人情報保護法改正2020のポイント改訂 改正法の資料。ところでお布施は(ry
【座談会】プライバシーガバナンス構築の勧め -プライバシーガバナンスガイドブック作成の背景について DX時代における企業のプライバシーガバナンスガイドブックver1.0」に関する座談会。作成の背景的な部分もわかります。

 

 

契約関連・法律・訴訟・法務ネタ

記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/23 「金銭又は有価証券の受取書」の範囲に要注意 メモ↓
領収書は「金銭又は有価証券の受取書(17号文書)」に該当するため印紙が必要。
「領収書」という名称ではなくても、金銭の受け取りの趣旨の文書は該当するので注意。
12/23 雑誌『Business Law Journal』の休刊のお知らせ 別途エントリー書く。たぶん。
12/20 Law firms are ready to sue Cyberpunk 2077 dev on grounds of deception サイバーパンク、訴えられるってよ。(利用規約はめっちゃ頑張っててかっこよかったんだけどなぁ)
12/27 契約書★製本★袋綴じ 法務がやるか、他がやるか 締結部門が50%以上の結果に。弊社は法務が対応してますね。前職では営業側で対応してたかも。
12/11 サイバー攻撃により情報を窃取したハッカーから金員の支払いを要求された場合の米国法上の留意点 カプコンの件があって出た記事だと思いますが、勉強になりました。
以下引用
「現状では、ハッカーからの要求に応じて金員を支払うことを直接禁じる法律はないものの、支払先や交渉方法によっては、既存の規制の枠内で違法の評価を受けるリスクがあることに留意が必要」
12/1 データ利活用の契約時にデータの返還・削除条項はどのように定めればよいか 結構見落としがちな論点なので勉強になりました。データ提供系はちゃんと削除条項にしとかなきゃですね。
12/19 外国取引への下請法の適用 さすが長澤先生。地味に気になっていた内容。

公正取引委員会としては、外国に所在する事業者を相手方とする下請取引については、日本国内において取引が行われたといえる場合でない限り、下請法を適用しない方針」

 

デジタルマーケティング・アドテク関連

記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/24 スマホのGPS位置情報×エリア特性データで 顧客データゼロの環境でも、顧客像をロジカルに具体化 【 仮想ペルソナ分析ソリューション、提供開始 】 ケータイキャリアによる位置情報を利用したマーケティングが活発ですよね。

なお、今回のKDDIの「KDDI Location Analyzer」は
下記
https://k-locationanalyzer.com/
12/24 Cookie-less時代のオンライン広告で注目される「ゼロパーティデータ」の活用とは? 結局「各社1st Partyデータ中心に構成して、第三者とデータ同士をくっつけるのは共通IDかメールアドレス等のザ・個人情報で行う」という世界観ができあがるのでしょうかね。
12/27 セールスフォース・ドットコム、テレビ視聴データの分析力を強化 テレビ視聴データの活用も今後活発になるのでしょうね。
視聴履歴情報の取り扱いで参考になる文献は下記
放送受信者等の個人情報保護に関するガイドライン
・SARC「オプトアウト方式で取得する非特定視聴履歴の 取扱いに関するプラクティス(ver.2.0)
12/23 【ドメイン統一が不要に?】同一事業社のドメインをすべて1st Party CookieにするSameParty属性が開発中 いまいち理解できなかったので今度エンジニアに聞いてみる。
ソースはgithubの下記
https://github.com/cfredric/sameparty
12/23 サードパーティーCookieなしで高効率のターゲティング広告が配信できたとニューヨーク・タイムズが報告 自社DMPで構築して対応できた事例ってことですかね?社内にそういったことに対応できる人材がいればできそうですが。。。
12/22 Osaka Metro Group広告事業のデジタル化を加速 新時代のOOHって感じなんですかね。

個人情報の取得はしている前提なのかと思って、大阪メトロサービスのプラポリ見たけど、匿名加工情報の公表ないし、利用目的もわからないですね。
。。
http://www.osakametro-service.jp/pv/
12/17 トヨタ、コロナ第1波でも9割出勤 位置情報で工場分析 気になるのは下記2点
KDDIのデータだけで有用なのか(上手く拡大推計してる?)
・これ、トヨタに無断でやっている場合、トヨタに怒られないのか。
12/19 閲覧情報ひそかに「追跡」 規制外技術、2割で使用: 日本経済新聞 Cookieや広告IDが使いにくくなるとこういった方法(fingerprint的な方法)が暗躍するので、昨今の規制は逆効果ではないだろうかと思ったりします。
Privacy Budget の概要 YouTube動画。フィンガープリントとその対策について解説されています。
動画の解説文を機械翻訳した文章は下記。
「クロスサイトトラッキングは、ユーザーのブラウザをユニークにするものを見る技術であるフィンガープリンティングによって有効にすることができます。プライバシー予算案の第一段階では、ウェブ プラットフォームのさまざまな表面によって露出する識別情報(エントロピー)を定量化することを目的としています。Chrome がこのアプローチを採用している理由と、チームがどのようにして将来に向けた基盤を構築しているのかをご紹介します。」

  

 

セキュリティ

記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/25 『サイバーパンク2077』の皮を被ったランサムウェア カスペルスキーの記事。こういう人柱的な体張った記事好き。
12/25 「好業績により臨時ボーナス」実はフィッシングテスト。GoDaddy従業員怒る こういうのってやり方考える必要ありますよね。
2018年 情報セキュリティインシデントに関する調査報告書 JNSAの資料。PIAについて調べていてたどり着きました。「想定損害賠償の算定」と「情報ごとの経済的損失度&精神苦痛度の一覧表」が参考になりました。
12/21 コインチェックが振り返る、「ドメイン名ハイジャック」発生時のあの日のインシデント対応 その時何があったか時系列で状況がわかる内容。
※例のコインチェック事件ではないです。
12/18 閲覧履歴や個人情報を盗むChrome向け拡張機能が28個も発見される、被害者はFacebookやInstagramのユーザーなど最大300万人 「アプリのダウンロードは規制が厳しいのに、chrome拡張機能のDLは規制が緩い」って会社多いですよね。
12/23 マルウェアEmotetの活動再開(2020/12/21-)と変更点 実際のメールのキャプチャ画像も添付してくれているのでわかりやすいです。

 

情報漏洩・インシデント関連

記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/25 楽天に不正アクセス、最大148万件以上の情報流出の恐れ 営業管理用SaaSの設定にミス 楽天のプレスリリース
クラウド型営業管理システムへの社外の第三者によるアクセスについて
Salesforceのプレスリリース
【お知らせ】当社一部製品をご利用のお客様におけるゲストユーザに対する共有に関する設定について
12/27 設定ミスによる情報漏えい発生。あなたはどちらの担当者タイプ? 楽天の件。以下が興味深い。
『今回、設定ミスが発生したのがたまたまセールスフォースだっただけであり、AWSやMS365では昔から頻繁に起きている事故なので、クラウドを活用していこうと考えているのなら他人事と考えず「責任共有モデル」の理解を深めることを推奨する。』
規約の内容も確認したいところ。
責任共有モデルに関する参考文献としてはサイリザ
の「アマゾンのAWS規約を法的に支える「責任共有モデル」
12/25 【続報】コーエーテクモHD、英国子会社でユーザー情報流出は約6万5000件に可能性がある状況に KTEホームページを一時的に閉鎖 GDPR待ったなし。

前記事は下

コーエーテクモHD、英国子会社でユーザー情報の一部が流出した可能性があることが判明 社内に専門の対策チームを設置して対応へ
12/23 スマホブラウザの「Smooz」がサービス終了 閲覧情報や検索履歴を意図せず送信 本件、個人的にはいろいろな観点の問題があったようにも感じられました。そもそもの仕様(閲覧サイト本文の一部の送信等)の問題、プラポリの不明確(ユーザへの説明不足)さの問題、炎上後の対応方法の問題等...この手のものは難しいですね。
なお、きっかけとなった個人ブログは下記
国産ブラウザアプリSmoozはあなたの閲覧情報をすべて外部送信してい
その他、個人エントリーですが、一連の流れを時系列的にまとめつつ批判的に論じているものとして下記
Smoozサービス終了に寄せ

 

セキュリティ体制

記事の日付 記事タイトル/リンク kanekoコメント
12/21 ZOZOの「DB秘密情報取扱いガイドライン」とSQL Server実装例 参考にする

 

 

 

 

 

法務系アドベントカレンダー2020を終えて

今年も25日間にわたるアドベントカレンダーが終了しました。

 

 

※まだカレンダーに投稿した内容のURLを登録してない人は登録してね。

 

 

エントリーいただいた皆様、

各エントリー内容をご覧いただいた皆様、

コメントで参加いただいた皆様、

本当にありがとうございました。

 

 

幹事っぽいことはたいしてしていませんが(特に今年は...)、アドベントカレンダーを通して皆様にとって少しでも参考になるものがあったのであれば幹事としてはうれしい限りです。

 

なお、今年の個人的反省は、「各投稿をRTしてからハッシュタグで呟くより、ハッシュタグ付きで引用RTする方がよかったかも」です。

 

来年も幹事するのかはわかりませんが、また来年お会いしましょう!

 

それでは皆様よいお年を~。

 

【AC参加者向け連絡】

毎年恒例の打ち上げですが、今年は社会情勢的に対面(オフライン)ではできないのでオンラインでの開催を検討します。詳細は年明け以降にご連絡いたします。

お待ちくださいませ。

某社のリモートワークハンドブックが勉強になったので少し実践してみた。#legalAC

 これは法務系アドベントカレンダー2020のエントリーになります。

 

法務系アドベントカレンダー幹事のkanekoです。

ぶっちゃけ毎年こんな感じでブログの公開ボタンを押してます。

 

f:id:kanegoonta:20201130223731p:plain

 

1.はじめに

というわけで、今回は、互助会で知ったリモートワークハンドブックが勉強になったのでいくつか実践してみた感想をメモしておこうと思います。

 

nttcom.github.io

 

大手の会社がこのようなハンドブックを公開してくれるのは非常にありがたいですね。中の人に感謝です。

 

リモートワーク時のTipsやルールについて

  • オンライン会議
  • チャット
  • ITシステム
  • 文化

に分けて記載されています。ご興味ある方は是非読んでいただければ。

 

 

2.ハンドブックを読んで勉強になった点&実際にやってみた感想

・WebMTG時は、USB有線&マイク付きのヘッドセットがよい

「話す側と聞いている側が同じ状況とは限らない」というのがWebMTGの難しいところです。

今までBluetoothのイヤホンマイクを使っていたのですが、「時々途切れる」「音質が少し悪い」といった指摘を受けるケースが増えたので、これを機に変更しました。

ゼンハイザーのヘッドセットにしたところ、とても評判がよいです。

価格.com - ゼンハイザー PC 7 USB 価格比較

※ほんとはPC8にしたかったけど購入しようとしたときに、在庫ないor価格が定価の2倍以上(おそらく転売ヤー)だったため、PC7に。

その他ガジェット系は以下にまとめました。


・WebMTG時は、会議の5~10分前に参加して参加者とアイスブレイク

MTG前後の雑談って(中長期的な信頼関係の構築という意味も含めて)意外と大事だなと思っていて、それがWebMTGになると減ってきて残念だなぁと思っていたのですが、このハンドブックを読んで実践し始めました。

実践してみると早めに会議に入ってくれる人って結構いて(teamsだと誰かが会議に参加すると自動で通知する機能があったりするのもあるのかな)、いい感じに雑談できました。これは継続しよう。

※時々Web会議ツールの設定で主催者が入るまでは会議に入れない場合があって勝手に悲しい気持ちになってることもあります。

 

・WebMTG時のスクリーンシェアのズームレベルは150%程度が望ましい

よく「ちょっと文字が読みにくいのでもうちょっと拡大してくれる?」とか「わたし視力悪いのごめんね(亜種として「わたし老眼なのごめんね」)といった会話ありませんか?

映している側と見ている側が同じ状況だと思っちゃいけないですね。

やってみるとエクセル系だと「150%では一覧で全部見れない」という場合もあったので、ものによっては120%くらいがよさそうです。

というわけで、WebMTG時に使用する資料を作る際には、120~150%ズームで見せる想定で資料作りをするように最近個人的に意識しています。

あとパワポの資料は16:9が多いと思うのですが、スマホ縦持ち前提での閲覧だと4:3の方がいいという声もあって、難しいところです。(「法務は文字いっぱい書けるので16:9にしがち」ってこの前とある方に言われた。いや、そんなことないよね?)

 

・社内宛はメールよりチャット

これは人によっては異論のあるところでしょうね。要は使い分けなんでしょうけど。ただ、確実にチャット文化に移行する流れを最近感じます。

一方で、複数ツール使いは連絡ツールが増えすぎて管理できない問題も実際に起きつつあると感じます。(ちなみに、本日はメール開きながら、teamsでチャットしながら、Salesforceのチャットしながら、slackのチャットしながら、Sharepointの内容を確認するというカオス事態でした。)

なお、自分の周りではチャットが苦手な人が多(以下略

個人的にはteamsやSalesforceのチャットよりslackの方がやりやすいなと感じる今日この頃です。

 

・ストック情報とフロー情報の管理ルールを明確にする

これ大事ですよね。情報の集約の仕方。ルール策定とWebツールをちゃんと使いこなすことが必要なのでしょうね(遠目

 

・会話の往復が増えたら、オンライン会議へ移行を

個人的には3往復以上見込まれるんだったらWebMTGって感じでやってます。

先日知り合いにこの話をしたら「でもWebMTGだと会話の記録残らないし...」と言われたのですが、「一応ツールの機能上録画録音もできますけど、基本は議事録でカバーっすね。普通の対面MTGと一緒っすよ」と回答しました。

ちなみに、WebMTG時にヒト・モノ(データ)・カネの流れを確認するときは、その場で図解するこも多いので描画ツールやホワイトボード機能を使うのもいいんでしょうね。(そのためにペンタブ買うか迷ってる。社用でiPad使えるのであればそれで解決するのですが…)

 

・「お疲れさまです」といった挨拶だけのメッセージを送付しない

お疲れ様です。〇〇です。

だけチャットして相手の反応来るまで何も言ってこない人とかいますよね。(あえて無視するとしびれを切らして要件を記載してくることに最近気づきました。)

 

・ファイルはURLで共有(バージョン管理&同時編集が可能)

Boxやteams(Sharepoint)でもある程度できるかな。

 

・雑談チャネルを作る

まだ未対応。作りたい。

 

・タスクを可視化する

今までも大事でしたけど、より大事ってことですね。弊社法務はエクセル管理なので、オススメの可視化ツールをみなさんにお聞きしたいところ。

 

・多様な環境への理解・尊重

BBCパパみたいなのも歓迎しよう!(会社で言ったけどネタ通じなかった。悲しい。)

 

・勉強会の開催が容易になる

これは本当に感じます。ウェビナーの受講がしやすくなっただけでなく、こういった面のメリットもあると感じます。(もちろん、デメリットもあります。対面の方がいいという点もあるでしょう。)

あれ、この話題どこかで見ましたよね?

そうです。昨日(数時間前)のエントリーです。 

 

全ては繋がっている。

 

 3.最後に

ハンドブックの内容を実行してもやっぱりまだまだ難しいところはあるなと感じます。

例えば、新人教育なんかはテレワークだとなかなか大変です。

とはいえ、(職種や業界にもよりけりでしょうが)オフィス縮小の方針を決めた会社も増えてきていると聞きますので、今後もある程度テレワークに対応していく必要があるのだと思います。

みんなでテレワークの工夫を共有していければいいなと思うところです。

 

 

というわけで?

お次は、こんなに寒いのに「まだ秋だ」と言い張るkataxさんです。

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

(今だからこそ)法務にクローズドな勉強会をおすすめする5つくらい理由

これは法務系アドベントカレンダー2020のエントリーではありません。

 

 今までこんなこと書いてきたのに

 

これは法務系アドベントカレンダー2020のエントリーではありません。

 

下書きを間違えて公開しちゃったとかでもありません。(実は数年前のACでやらかしたことある)

 

 

 

コロナ下でウェビナー(パネルディスカッション形式含む)が爆増していますね。

効率的にインプットができるようになった一方、アウトプットの質が落ちてきていると感じる今日この頃です。

 

幸運にも最近いくつか勉強会に参加する機会をいただき、参加したのですが「これはいいな」と思ったので、ちょっといろいろ書いてみようと思いました。

 

なお、あくまで個人的な意見です。人によって向き不向きあるので異論もあること承知しております。

 

1.勉強会の種類

「特定のテーマに関して、持ち回りで発表して議論する」という形式が多いですね。

 セミナーとは異なり、少人数かクローズドなケースが多いです(kanekoの観測範囲内)。

テーマは特定の書籍の輪読的なものもあれば、特定の法や分野に関するものと様々です(kanekoの観測範囲内)。

 

2.おすすめする理由

①リモートでもできるから集まりやすい

コロナが蔓延している昨今の社会的状況では対面で集まるのは厳しいですので、セミナーと同じくZoom等のツールを使うのが無難な選択なのでしょう。

リモートでの実施は場所を選ばない(集まる会場を用意する必要がない)わけですので、自宅や職場等その時いる場所からアクセスして参加できます。

物理的な移動が不要(遠方でも参加可能)なのはメリットですね。

 

もちろん、お子さんの関係で自宅ではできない方もいらっしゃるかもしれません。

BBCパパ状態?個人的にはWelcome!鬼滅とZoidsプリキュアあたりなら話できるぜ!(大きな子供だからね!)

また、会社(事務所)の垣根を越えていろんな人を呼べるし交流できるのもメリットですね。

 

②自分の意志で参加するとちゃんとやる(しちゃんと身に付く)

いや、当たり前かもしれないですけど。

ブログもそうですけど、能動的やるのと受動的にやるのとではモチベーションや知識の吸収力が違いますよね。

社内勉強会とかでよくある強制参加前提の勉強会だと「人それぞれのモチベーションが違うのでだいたい続かない」ってことが起きますよね(もちろんちゃんと継続できている事例も知っています。素直にすごいです)。

 

③間違っていたらその場で訂正してくれる

 地味にこういうの大事だと思うんですよね。

 

④クローズドなので少しぶっちゃけられる

もちろん、「守秘義務に反しない範囲で」ですよ !

 

⑤人との繋がりが広がる

①とも被りますが、同じ分野について興味のある人同士で繋がれるのはメリットですね。

twitterやブログとはまた違う交友関係の広がりができます。

そのままリモート飲みにもできるのもメリット(あんましないけど)。

 

3.ポイント

勉強会に参加(企画)する上でのポイントは以下でしょうかね。他にもたくさんあると思いますが。

  • 参加するからには、頑張る

「自分はこの分野不勉強だから」とか言わない。

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  • 人数は10人未満

これより人数が多いと、しゃべるばっかの人とROM専がでてきちゃう気がします。

  • 幹事力が大事

ルールや司会的な立ち回り(発言を促す等)が大事だと感じます。幹事さんいつもありがとうございます!

  • ネットワーク環境を整える 

これ実は最も大事なことかもしれません。 音声が途切れたり、画面がフリーズしたりするといろいろツライですよね。

 

4.やりたいけど私友達少ないし...

twitterや互助会で呟けばいいじゃない。

使えるものは有効活用していきましょ。

というわけでkanekoも年明けくらいから動こうと思います。

 

5.最後に

これは法務系アドベントカレンダー2020のエントリーではありません。

 

リモートワーク期間中に投資したものまとめ ※2020/11/29アップデート版

以前以下のエントリーでリモートワーク時に投資したガジェットを紹介しましたが、引っ越しもしたのでアップデート版として作成しました。

 

 

 ※一部上記エントリーで紹介済みのものを再掲しています。

※使ってみてあんまよくなかったのも書いてます。

※半分自分用メモなので検討中のものも記載してあります。

 

1.仕事中

1.1.お仕事(リモートワーク)用

今はこんな感じ。↓

※デスクより下はコードが散乱しているので見せられない。苦笑
f:id:kanegoonta:20201129111724j:image

 

デスク

他の家具に合わせてIKEAの白いデスクを(ちなみに自分で組み立てる派)。でも将来的には昇降デスクにしたい。flexispotほしぃ。


ディスプレイ

あまり高スペックなのは求めない派なので

  • 目に優しい(IPS、ブルーライトカット、フリッカーフリー)
  • 縁が狭い(ベゼルレス)
  • 軽い(持つのツライのと机の耐荷的に)
  • お手頃
  • 大きさは23.8インチ(机が大きくないので)
  • 可動式じゃなくてOK

という基準でASUSのモニタをチョイス。

1万円ちょっとという安さと3kgという軽さ&薄さが個人的にGood。

※VESAマウントないのでそこは注意。

 

 

モニタ台

スマホスタンドが2種類あるのがお気に入り

 

キーボード

realforce教です。まだHHKB教ではありません。

realforceで一番安いの使ってます。

 

WebMTG用ヘッドセット

WebMTGには(安い)Bluetoothイヤホン使っていましたが、音声が途切れる等の指摘を受けたので、ゼンハイザーの有線&USB型ヘッドセットに変更。

 

・検討中:ノイズキャンセリングヘッドホン

集中するためにほしいなと思い始めました。ノイキャンでオススメあったら教えてください。

ソニーのほしい。(高くて手が出ない)

 

リストレスト・マウスパッド

これは前回と同じ。

 

イス

 ゲーミングチェアは一時的に卒業しましたw

 

スピーカー

軽く音楽聴く用でそんなに音質は求めず、「ディスプレイとモニタ台の間にいい感じに入る大きさでそこそこ音質よさそうなBluetoothスピーカー」を探してboseのポータブルワイヤレススピーカーを購入。

※あんま仕事用じゃないです。

そこそこの値段しました(たぶん、オーディオ好きの人から見たらそんなことないんだと思います。)が、Amazonブラックフライデーで安くなっていた(約30%引き)ので迷うことなく購入しました。

※一応、価格ドットコムでAmazonが最安なのを確認してから購入

 思った以上にコンパクト(大きさは18 cm(W) x 5.1 cm(H) x 5.8 cm(D))


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ちょどディスプレイの下の隙間にぴったんこです。
f:id:kanegoonta:20201129111858j:image

 大事な音は...

 

ちいせぇのに低音すげぇ(素人の感想)

 

正直、完全に好みが分かれる音だと思いますが、このコンパクトさでこの低音はすごいですね。ankerのSoundCore 2と迷っていたのですが、こっちにしてよかったです。

ロック系の音楽と相性いいですね。ただ、低音が前に出てきてボーカルの声がかなり後ろに引っ込むのでポップス系とは相性悪そう。(クラッシック系も)

 

検討中:ペンタブ

意外とWebMTG中に図を書くケース多いんですよね。この前、ペンタブでteamsのホワイトボード機能使ってるの見てカッケーってなりました。

「手書き」でコミュニケーションUP!オフィスワークやリモートワークでのWacom One活用法 |ワコムタブレットサイト|Wacom

社用にiPad導入されればいろいろ解決なんですけど。

 

1.2.休憩用

ホットアイマス

目がちょっと疲れたなってときに休憩も兼ねて(冬限定)。

15~20分しかホットじゃないので休憩時間的にもちょうどよいです。

薬局で安売りしているときにハコ買いしてあります。 

 

ガム

クロレッツ派。

ちなみにめっちゃ顎の筋肉つきます。

 

PC内の設定をダークモードに

目に優しい(?)からというのが表向きの理由ですが、ホントはただカッコいいから(厨二病気味)。

Googleもダークモード(残念ながら全画面ではない。一部画面のみ)

f:id:kanegoonta:20201129122103p:plain

TeamsもSlackもダークモード

outlookやoffice系は黒だと見にくいのでグレーを選択

エクスプローラーは会社のPCだとダークモード対応してなかった泣

Windows10でエクスプローラーもフォルダも黒くできるダークモードは目にも優しい - Win10ラボ

Salesforceも今はダークモードダメ...

Help | Training | Salesforce

 

1.2.その他

IKEAのサメ

 

 折り畳み式パソコンスタンド

押入れに眠っていたものをデスクの上において勉強用に転用してみました。


f:id:kanegoonta:20201129111805j:image

※左に中山著作権法を開き、右側にiPadを置いてみる。

 

いい具合に角度がつけられるので、勉強中の肩こり防止によさそう。

iPadでお絵描きするのにもGood。

高さも付けられるので、立ちながらもできるかも(やってないけど)。

 

ずいぶん前に買ったのでどのメーカーなのか忘れましたが、こんなようなやつです。↓

 

検討中:電気毛布

末端冷え性なのでほしい。

 

検討中:パーテーション

仕事部屋がなくリビングで仕事しているので、欲しいなと。ネットであまりいいのがないので自作しようか考え中。

 

2.運動用

「テニス以外の運動は全力でひきこもる」という個人的指針のもと、運動用具を購入。

ジムも解約しました。

 

ヨガマット

普通のやつを。ただ、厚さ6mmにしたのですが、フローリングの上に敷くと意外と痛いということが分かったので、次は10mm以上にしよう。

ストレッチだけでなく、筋トレ用にも使用中。

 

ダンベ

重さは合計40kg(20kg×2)。

重りを入れかえることで重さを変えられる一般的なやつにしたのですが、重りの固定が弱いという個人的にちょっと残念仕様でした。

まぁ、持ち上げる分には問題ないです。

 

レーニング用グローブ

ダンベル持つとき手が痛くなるので。

蒸れるのでこんなようなやつにした↓

 

レーニングベンチ

おうち筋トレを効率的に行うために購入。

 

テニスボール

テニスで足底腱膜を軽く痛めているので、座りながら足の裏でコロコロしてます。会社でもやっているのですが、気づいたら隣の島に転がっていったりするので注意です。

 

ステッパー

外で散歩すらしたくない人向けに。 レッツふみふみしましょう。

  

3.その他

観葉植物

どうでもいいですが、我が家には胡蝶蘭が2つもあります。(1個は会社からクソでかいやつ貰ってきた) 

 

4.最後に

本どこ行ったって?

論文系は電子化しつつ、残りは押入れ(すぐ取り出せる)に格納してあります。

 

今年も法務系アドベントカレンダー始めるよ! #legalAC #裏legalAC

はいはーい!年末恒例の法務系アドベントカレンダー、今年も開催します!

 

エントリー頂ける方は下記からエントリーお願いします。

adventar.org

 

去年は初めて「表」と「裏」の2面展開でしたが、今年はどうなるのでしょうかね。

 

11/2追記・修正

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今年も即日完売御礼!(圧倒的感謝)

なので、裏を作成しました。

 

ちなみに、twitterハッシュタグ

表が#legalAC

裏が#裏legalAC

の予定です。

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ここまで

 

エントリーしなかった方も是非とも上記ハッシュタグで感想を呟いてもらえると嬉しいです。

後ほどtogetterでまとめさせていただきます。 

 

常連の方も、初めての方も、久しぶりの方も大歓迎ですので、エントリー是非ともお待ちしております。

 

ちなみに、エントリー者向けに毎年打ち上げも企画しております。 (今年はコロナで実施できるか不明ですが...)

 

そもそも「アドベントカレンダーとはなんぞや?」という方は以下をお読みくださいませ。

 

アドベントカレンダーとは

アドベントカレンダー (Advent calendar) は、本来は「クリスマスまでの日数を数えるために使用されるカレンダーのこと」です。

クリスマスまでのに窓を毎日ひとつずつ開けていくいってすべての窓を開け終わるとクリスマスを迎えるという楽しみで可愛らしいカレンダーが一般的なようです。

 

こんなの↓

f:id:kanegoonta:20191030145819j:plain



 

これが転じてIT系界隈では、「12/1から12/25までに、(持ち回りで)特定のテーマに沿って毎日ブログなどで記事を投稿していく企画」のことを意味します。

 

法務系アドベントカレンダーはこれを法務界隈でやってみたものです。

ちなみにテーマは法務系であれば基本的に自由です。(かすっていればいいレベル)

 

●過去アーカイブ

過去のアドベントカレンダーは下記をご参照ください。

 

2019年

法務系 Advent Calendar 2019 - Adventar

裏 法務系 Advent Calendar 2019 - Adventar

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2018年

法務系 Advent Calendar 2018 - Adventar

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2017年

法務系 Advent Calendar 2017 - Adventar

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2016年

法務系 Advent Calendar 2016 - Adventar

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2015年

法務系 Advent Calendar 2015 - Adventar

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2014年

法務系 Advent Calendar 2014 - Adventar

法務系 Advent Calendar 2014 - Togetter

 

2013年

法務系Tips Advent Calendar 2013 - Adventar

法務系Tips Advent Calendarのまとめ #legalAC - Togetter

 

【ウェビナーメモ】令和2年改正個人情報保護法について

経営法友会の令和2年改正個人情報保護法のウェビナーを視聴していて個人的に勉強になった点を以下メモしておきます。

 

※令和2年改正の概要をすでに理解している前提でのメモです。(概要を理解していない人はまず関原先生が書いた改正法の解説noteを一読してから読んでください。話はそれからだ。)

※このエントリーは、ウェビナーの内容を聞いたkanekoが自己の解釈で書いたメモです。もしかしたら正確ではない部分(ウェビナーで説明された内容と異なる部分)があるかもしれません。その場合の文責はkanekoにありますので、先に謝っておきます。ごめんなさい。

※メモした内容について、今後公表される委員会規則やガイドラインの内容によっては変更になる可能性があるそうです。

 

 

【個人関連情報の提供規制について】

  • 個人関連情報の第三者提供時における「提供先が個人データとして取得することが想定されるかどうか」の確認義務は、調査義務を課すものではなく、取引環境等の客観的事情に照らし、一般人の認識を基準に想定されるかどうかを判断する。

 

  • 個人関連情報において「委託(23条1号5項)」の概念がないのは、個人関連情報の第三者提供規制は「提供先で個人情報と紐づける前提」だから。

※そもそも個人情報保護法上の「委託(に基づく提供)」には、「提供先で別の個人情報と結びつけること」は想定されていない。

⇒「(委託先で)混ぜるな危険」問題について明確に言及 

 

【仮名加工情報について】

  • 仮名加工情報は加工者が仮名加工情報を作成の意図が必要(匿名加工情報のときと同じ)。したがって、個人情報を加工して(たまたま)仮名加工情報が作成された場合でも、加工者が個人情報として保持し続ける前提であれば、仮名加工情報には該当しない。

 

  •  「個人情報ではない仮名加工情報」としては以下の2点が例として挙げられる。
  1. 仮名加工情報を委託で第三者に提供した場合における、委託先側からみた仮名加工情報の取り扱い(紐づける個人情報がないため)
  2. 元データとなる個人情報を削除した後の仮名加工情報

 

  • 本来は非個人情報化(改正法だと個人関連情報化?)するはずの「個人情報ではない仮名加工情報」に関して規制をかける理由は、「個人情報ではないが、加工の状況を鑑みると個人の権利を害する可能性があるから」

 

【越境移転時の本人への情報提供】

  • 移転先の国の法制度を説明する必要があるが、そのレベル感は「日本の個人情報保護法との本質的な差異等、必要最低限の内容・粒度を想定」とのこと。詳細は規則・ガイドラインにて公表されるが想定される例は下記とのこと。
  1. 「我が国の個人情報保護法と同様の法令が存在するが、○○に関する義務が存在しない点で大きく異なる」
  2. APEC 越境プライバシールール( CBPR )加盟国であり、我が国とほとんど同様の個人情報保護法制が存在する」
  3. 個人情報保護法制が存在するものの、政府による個人データのアクセスについて、特段の制限がみられない」等

 

  • 越境移転の移転先が不明な場合や多数の国に移転する可能性がある場合は、

原則:想定されるすべての国の情報を提供

例外:本人同意時に、提供先の国が不明かつ想定困難な場合のみ、その旨&理由を説明すればOK(の予定)