情報処理安全確保支援士試験を受けてきた。
というわけで受けてきました。
結論:わかってたけど勉強不足でした。半年後頑張ります。
1.情報処理安全確保支援士試験って
サイバーセキュリティ対策を推進する人材の国家資格で情報処理技術者試験制度のスキルレベル4相当だそうです。
独立行政法人情報処理機構「情報処理技術者試験 情報処理安全確保支援士試験 試験要綱」より
https://www.jitec.ipa.go.jp/1_13download/youkou_ver4_3.pdf
試験は午前1(択一式)、午前2(択一式)、午後1(記述式)、午後2(論述式)に分けれていて、すべてで60点以上を取る必要があります。
午前1は、応用情報技術者試験の試験の一部がそのまま出題されます。(条件によっては免除されます)
合格率は直近の春試験で18.9%とのこと。
偉大な先輩方からは「午前1が通ればなんとかなる」とアドバイスいただきました。
2.受けた理由
(1)知識の習得
元々は個人情報周りを仕事にしていくなかで、情報セキュリティ関連の知識の必要性を痛感したのがきっかけですが、今後の自分のキャリアとして「法務×知財×情報セキュリティ(個人情報含む)」でしばらく突き進んでみたいなと思っているので、知識習得を目的として受験しました。
「法務×知財×セキュリティ」が自分の生きる道かなぁと漠然と思ってる。
— kaneko (@kanegoonta) April 20, 2019
(2)なんか仕事にも生かせそう
「情報セキュリティ」やってみたいって職場でもアピールしていたら、急に携われそうになりました。やりたい仕事を上司含めた周りにしっかりアピールすること大事。
(3)弁理士試験の一部免除(選択科目の免除)になるらしい
いやこれメインの理由じゃないんですけどね(これを狙うなら普通は応用情報技術者試験を受けるますよね)。今、弁理士試験を受けるとは決めていませんが、仮に将来受けると決めた際のために。
3.受けた感想
とはいえ、勉強時間が圧倒的に足りませんでした。というかぶっちゃけ途中であきらめてやってませんでした。反省。最後の2週間に詰め込んだ感じです。
なので次回(来年4月?)再受験想定で以下感想をいくつか箇条書きでメモします。
【試験問題について】
- 鬼門と言われた午前1は思ったよりは解けた。計算問題はある程度捨てても6割はいけそう。過去問大事。
- 逆に午前2で凡ミス連発。ここで終戦。午前2対策にもうちょっと時間を割いてもよかったかも。過去問大事(2回目
- 午後1は、死亡。午前2対策ができていない時点でわかってた。改めて気づいたのだが、大量の文章を読むのは苦じゃない(間違いなく法務の職業病)。思った以上に選択問題(3問中2問選択)を決める判断が難しい。
- 午後2は、意外と午後1よりは解けた(なお、問2を選択)。解きながら「この事例問題のようにセキュリティ対策やインシデント対応をはたして弊社はできる(できている)のだろうか」と深く考えてしまった*1。
- 全体として、「ちゃんとやることやれば受かる試験」だと感じた。たぶんこれが一番の収穫。
【勉強方法等の課題】
- モチベーションの維持
- 勉強時間確保(特に平日。他にもやりたいことあるし。)
- 勉強効率(過去問道場とか)
試験中に鼻水止まらなくてやばかったんですが(大量のポケットティッシュを消費)、見事に風邪ひいたっぽい。
*1:以前情報セキュリティマネジメント試験の午後問題でも同じことを考えていました。