kanegonta’s blog

著作権や特許とかを趣味程度に勉強している企業ホーマーのまとまりのない日記。あくまで個人的な見解であり、正確性等の保証はできませんので予めご了承くださいませ。

【メモ】今月のビジネスロージャーナル

 

 

どうでもいいのですが、このツイートとても好きです。

 

というわけで最近ブログ更新できていなかったので更新。

 

今月のビジネスロージャーナルのうち、いくつか気になった記事の感想をメモ。

Business Law Journal(ビジネスロー・ジャーナル)2018年 06 月号 [雑誌]

Business Law Journal(ビジネスロー・ジャーナル)2018年 06 月号 [雑誌]

 

 

↓メモした記事

 

 

【あの商品を支える知財法務のチカラ 「脱臭炭」】

エステーの法務の方へのインタビュー。

気になったのは「この商品の肝ともいえるゼリー状の炭に関する特許出願明細書は、急いで作成し、弁理士に相談する余裕もなくそのまま出願したぐらいです。」という1文。

どの特許だろうと思って調べてみました。

 

J-PlatPatで

「権利者:エステー」and「全文:炭」で雑に検索し、2000年頃に出願された特許を閲覧してみると、いくつか該当しそうなのがヒット。

「特開2001-157706」あたりかな。

出願内容はこちら

 

請求項1が「 炭素系またはシリカ系吸着剤をゲル中に分散してなるゲル状脱臭剤」なのでこれかなぁと。(間違ってるかもしれません。)

 

ちなみに請求項は修正されていますが、2010年に特許になっている模様(特許第4562838号)。10年くらいかかったんですね。

 

 

【上場会社のD&O保険の論点と社内手続】

オリックのポートフォリオ管理部の方の記事。

D&O保険って

  • 支払限度額どうするか
  • 補償範囲をそうするか
  • カバーする地域的範囲をどうするか(現地証券を発行するか)

は本当に悩ましいと個人的に感じます。

(決裁権限のある(可能性の高い)役員の方々は自分の身を守るためのものでもあるので「高ければ高い方がいい」というのでしょうが・・・)

「各社の個別事情が反映されるものであり、一概に一般化できない部分も少なくない」と書かれているとおり、企業の業種・規模等によって変わってくるとは思いますが、適切な落としどころを見極めていきたいものです。

「ふむふむ」と思った点は以下3点

  • 支払限度額が適切かどうか、最終的な判断のよりどころは「もし株主や投資家にD&O保険の情報を開示した場合に、理論性前途説明できるかどうか」
  • 支払限度額は一般的な東証一部企業だと7~10億。意識高いと50億以上
  • 国によっては現地証券発行していないとマズイ
  • 米国型D&O保険が必ずしも適切ではない(比較するといい保険に見えてしまうけど不要な補償も結構ある。内枠方式だとクリティカルではない部分で貴重な支払限度額を使ってしまうかも。)

 

外国人役員がいる場合は外国基準を求められるケースもあると思うので難しいよなぁと。

ちなみに、保険料の役員個人負担が一定条件の下、会社負担にできるようになったのは画期的だと当時思いました。外国人役員がいると大変なんですよねこれ(遠い目

 

【AIによる個人情報の取扱いの留意点】

「ふむふむ」と思った点は以下

  • 取得時には要配慮個人情報を含まないが、AIの推論の結果、出力される個人情報に要配慮個人情報が含まれる場合は要配慮個人情報の取得には該当しないと思われるが、実務的には同意とっておくのが無難
  • 利用目的の特定(個人情報保護法15条1項)は、一連の取扱いにより最終的に達成しようとする目的を特定することを求めているため、「AIを用いる」というここの取扱いのプロセスを利用目的として特定することは必ずしも求めていないが、「AIを用いる」ことが事業の重要な内容となっている場合には利用目的として含めるのが無難。
  • AIによる推論の結果(評価)自体は訂正等請求の対象にならない。

 

【債権法改正がシステム・ソフトウェア業界に与える影響】

今回は「定型約款の規定が利用規約にどう影響を与えるのか」という点の解説。

この分野は民法改正の本を読んでもあまり記載がされていない部分なので助かります。利用規約の内容をどうするか(不当条項が含まれているか)、同意はどのように取得するのか、変更時はどのような手順をとるか、といった点は個人情報保護法における同意の取得の話と合わせて考える必要ありますよね。

利用規約を作成する側としては、ここも悩ましいところです。(裁判例も少ないですし)

 

企業会計法】

ICOの会計処理」がテーマなので興味深く拝見しました。

ただ、前提となる会計知識の不足を感じました。勉強しよう。。。

 

【法務部門における品質確保・向上の方法論】

個人的にここに課題感をもっているので、参考になりました。第1回から読み直そうかな。

 

 

ところで、なんか今月号、T○Iの人の記事が多くないですか?気のせい?笑